悪い予感
ONE SUMMER -夏は影絵のように-
One Sceneのオブジェ
One by One

悪い予感

作詞 水谷薫/作曲 山石敬之

思い出の ワイングラス
手を滑り 砕け散った
何気ない普通の 夜だった
背中に冷たい 雨が降る

今日はそう 残業で
遅くなるって 言ってたね
だけど受話器握り ナンバーを
最後の一桁 押せなかった

愛はもろいものと 知ってるから
恐くて訊けない
昨夜誰と 一緒だったの?  バカみたい!
悪い予感 影のように 忍び寄ってくる
ただ耳を塞いだ

雑誌でも 読みながら
ただ待って いればいいさ
多分少し飲みに 行っただけ
たまには息抜き したいだけ

懐かしい アルバムを
開いては 確かめてる
だけどこの笑顔も 優しさも
ページを閉じれば 消えてゆく

愛はもろいものと 知ってるから
恐くて訊けない
私のこと愛している? バカみたい!
悪い予感 振り払って シャワーを浴びよう
涙が止まらない

ドアを開ける音が 水しぶき
かきわけ聞こえた 嘘のように

愛はもろいものと 知ってるから
恐くて訊けない
私達の明日はあるの? 分からない
悪い予感 髪の先で 滴が凍りつく
涙が渇いてく
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ONE SUMMER -夏は影絵のように-

作詞 友部伸裕/作曲 山石敬之

oh,Summer in shadow
oh,Summer in shadow

夏の良く晴れた午後 陽射しを避けて
探したあなたの姿
影絵のように おぼろげに 揺れていたけれど 今は
冷たい風が 波間を撫でて
サーファー気取りの季節
この街角で 繰り返すだけのこと
※いつも何かに賭けている振りをしていた
 あなたが一番 淋しいのだと
 長く熱い夜を重ねていく度に
 軽い痛み覚えた

夢を追い過ぎたすぎたから 気付かなかった
祭りはとうに終わって
誰もうつむき 肩をすくめ 歩いているのに あなた
遠く眺めて 煙草をふかす
ため息まじりの Joke
よけい哀しく あの空を 吹き抜ける

※ref

Never let me wake up in the morning all alone
And you're get behind my everything that
I hide from your sight
虚ろな瞳 何もうつらず 遠い日を追いかける

oh,Summer in shadow
oh,Summer in shadow
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One by One

作詞/作曲 山石敬之

目覚めた朝は まだ夢が漂う
独りの one summer morning

昨日は確か二人 記憶の糸をたどれば
苦い後味がふいに 目の前を横切った

※通り過ぎる One by one
 手を伸ばしても (届かない)
 求め過ぎていたね (愛を)
 日々は繰り返す いつでも

急いで顔を 洗い歯を磨く
鏡に 疲れた顔

カバンを抱え駅へ 人込みに身を隠せば
何も変わりはしないさ 毎日が始まる

*誰か止めて One by one
 間に合わない (届かない)
 信じていたから (愛を)
 今日を繰り返す それでも

※ref
*ref
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One Sceneのオブジェ

作詞/作曲 山石敬之

白い息を吐き 背中を丸め
朝のホームに降り立った時
突然時間が 止まったように
君を人込みの中に 見つけた
髪を切り 少し大人びた
その瞳 僕に気がついた

ずっと、ずっと 君を見つめていた
決して、決して 目をそらせなかった

もう少し早く 出会っていれば
君はうつ向いたまま泣いてた
誰かを傷つけ 生きて行けない
外しかけたリングまた つけ直した
いつの日か 笑って会えるさ
幸せに なれよと言ったけど

ずっと、ずっと 忘れられなかった
決して、決して 忘れはしなかった

微笑んで 君は手を振った
微笑んで 僕も手を振った

「元気?」「元気」 口だけが動いた
「それじゃ」「それじゃ」 心がざわついた
やがて君は 人込みに紛れて
僕もいつか 人波に押されて

ずっと、ずっと 忘れられなかった
決して、決して 忘れはしなかった
ずっと、ずっと 忘れられなかった
決して、決して 君を

いつか こんな ワンシーンのオブジェと
出会う朝が 来ると信じていた
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