2002.7.12 南青山 マ・サール
Reported By Sashimi











螺旋階段を下り店内へ入ると、地下とは思えないほど天井の高いおしゃれなイベントスペースが広がり、左手にある緩やかなカーブの階段が2階席へと続いている。
入口右横のちょっとしたステージにはキーボード(Roland A-90EX)が一台。
奥の方にカウンターバーがありました。

19:40 店内が少し暗くなったところで山石さん登場。
♪Street Runnner を歌い終わると、
「今日はいつもと雰囲気が違うでしょう? まさに結婚式の二次会のよう。私は花嫁花婿どっちかしら〜(笑)今日は最終的にはなんかおもしろかったなと思える…といいなぁ…思って!(笑)最後までよろしく」とご挨拶。
♪アルバムから呼ばないで を演奏し、歌い始めたところでなんといきなりストップ!
歌詞を間違えたらしく「今なんて言った???」と笑いながら山石さん。客席も爆笑。
そして再び♪アルバムから呼ばないで

【VTR-Live1】
昨年末の南青山MANDALAと2月の吉祥寺MANDA-LA2でのライブの模様。
南青山の方は、山石さんが会場入りするシーンやリハーサル風景、ライブ前のお店の様子など、
普段は見られない部分が多く、とても良かったです。
吉祥寺の方は、永井さんとのDuoのムードがあっていいかんじでしたね。

【TALK】
VTRが終わると山石さんがキーボードの前にある椅子に腰掛けて、ハンドマイクでTALKの始まり。
「本日のゲスト、吉田たぶろうです。どうぞー!」
すると、“笑っていいとも”のBGM(歓声付)と共に田坂圭治郎氏が登場し、いいとも風にネームプレートも持参(笑)そこにはしっかり「吉田たぶろう」の名が…。
以前、吉田たぶろう&ヴィヴァン・マキータという謎のユニットが『タブロビ伝説』というこれまた謎のシングルCDを出したことがあり、そのCDを復刻版として作ったということで、その宣伝に来たらしい。しかもかなりの限定枚数だとか。
ポスターもしっかり持ってきていたのだけれど、貼ってくれる人がいなくてちょっと寂しそうでした。
ヴィヴァン・マキータ氏からの電報(?)を読み上げたりもしましたが、とにかく二人のやり取りがおもしろくて笑いっぱなしでした。

【VTR-Mac】
98年に渡米した福田真國氏が先日来日した際、4年ぶりに山石さんと会ったそうで、その時にインタビューしたものらしいです。
渡米するに至った経緯や、渡米後の苦労話、現在の活動を含むマックさんの音楽に対する考え方など諸々語ってくれていました。

VTRが終わると山石さんが「人生は選択の連続だなと思う。その選択はすべて正しいと思い込むしかない。思い込むか後ろを向くか。私は自分の選択はすべて正しいと言い張って生きて行こうかと。その中で私の曲がみなさんの背中を少しでも押せればいいなと思っています」と話していました。

【VTR-Live2】
3月の渋谷eggsiteと4月の名古屋BOTTOM LINEでのライブの模様。
スクリーンが明るすぎたせいかメンバー紹介のスロー映像がちょっと見えにくくて残念。
eggsiteはバンドスタイル時の盛り上がり具合がよくわかり楽しかったです。
名古屋の方は、“石の日”の説明テロップが流れる中、選挙ポスター風のものが映ったとたん客席大爆笑。やはりあのポスターはウケますね。(笑)
BOTTOM LINEのライブ映像はライトがとっても綺麗でした。

【TALK】
山石さんが、高校時代から一緒に活動(作詞)をしている自分の片割れとも言うべき友部さんと、スクランブル時代からイラストを描いている西元さんを招き入れました。
「今日はオヤジしか出ないのか?みたいなかんじですけど」には大笑い。
「いつもは三人集まると健康の話ばかりしている(笑)」とのこと。
スクランブル時代のアルバムコンセプトの話や、『処女航海』は実話から膨らませ想像で書いた詞だったということ、その時代時代に沿ったテーマを元に詞を作っているといった話等をしていました。
当時のエピソードとして、締めきり前に西元さんがいなくなったことがあり、友部さんが行きそうな所を探しまくり、やっとスキー場にいた西元さんを捕まえた、なんてことも話していました。
西元さんは「スキー場にいたのにず〜っと絵描いてて、スキー場からFAXを送った」そうです。
狭いステージ上で三人が並んで椅子に座り話している様子がなんともおもしろかったですね。

そして山石さんが、「今回、自分で映像について考えて撮って編集したけど…夢中になりそう。
映像の世界は奥が深いですね」と何日も徹夜したり当日1時までかかって作っていたというプロモーションビデオの上映へ。

【VTR】
『行く君に宛て』のプロモーションビデオ。
森林の中を歩いていたり、テーブルの前に座り煙草を吸っていたり、地下鉄のエスカレーターに乗っていたり…と、いろいろな山石さんが次々と映し出されて行きます。
場面展開が早くてとてもかっこ良く、山石さんの色気が感じられる素敵なプロモーションビデオでした。

その後、「いかがでしたか?頭の中にあるイメージがなかなか上手く出ないんですけど…。
ライブで夏の曲を歌う機会がないので今日は歌おうかなと。歌はいいですね。夏の曲を歌っていると、海やリゾートにいる気分になれる」と言って、♪週末は旅人 と♪Twist Cap 開ければ をとっても楽しそうに歌っていました。
久しぶりに聞いた夏の歌は、なんだかとても新鮮で楽しかったです。

そして、「今日のライブはスタッフが大変だったと思います。これだけのことをするのに、大変な時間と労力を費やしている。物を作るって大変なことですね。ではもう一曲夏の曲を歌ってお別れしたいと思います。今日はどうもありがとうございました」と言って、♪パラフィンの夏
そうそう、夏といえばこの曲だ!と思わず嬉しくなりましたね。

照明の落ちた店内に「アンコール」の声が響き渡り、山石さんが再びステージに登場。
「今日見ていただいたライブ映像等、そのうち発売しようかな〜なんて…」と言うと、客席から
「わーい!」「ヒュ〜!」というような大歓声が上がりました。
ビデオテープとDVD、どっちでの発売がいいか、なんてことを客席に聞きつつ、「またどこかのライブハウスでお会いしたいと思います」と締めくくり、♪君は花を枯らさない

22:11終了。歌有り、TALK有り、VTR有り、のとっても楽しい2時間半でした。


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