2002.8.29 名古屋 THE BOTTOM LINE
Reported By Harumi Kumazaki

Photo: レポート作成者のHarumi Kumazakiさんと開演前に記念撮影
(ファンクラブ 「石の会」の企画として会員からレポーターを募集しました)









山石さんと永井さん、お二人での“Duo Selection”も3回目。
東京以外では初となる名古屋でのDuo Live!! この夏最後の山石さんのLiveには浴衣を着て参加
されている方もいらっしゃいました。

PM7:02をすぎた頃、照明が落ち、SEが流れ、山石さん・永井さんが登場。
山石さんはグランドピアノへ向かい、永井さんもベースを手にしてLiveがスタートしました。
山石さんの短めのピアノソロから「ebb and flow」続けて「とても子供だった」を歌いました。
それからキーボード(Roland -A90)に移動して「こんばんは! 名古屋初となるDuo Selection
ですが、いやぁ〜、暑いですねぇ〜。」と、爽やかに挨拶。
Duoも3回目とはいえ、お二人共「緊張している」との事。
永井さんも「(緊張のあまり)髪の色が変わっていくかも(笑)。」とおっしゃっていました。

そして「行く君に宛て」の演奏が始まりました。
しかし!ここでトラブルが発生!音楽(バックのシンセ)が流れて来た時、山石さんは“んっ?”
みたいな表情をしながらも続けていたのですが、歌う前に曲が終わってしまい山石さん一言
「やっぱり(笑)。」 客席も爆笑の渦でした。
今までも、この曲で2回トラブルがあったとか。永井さんいわく「(この曲は)やりたくねー。」と
思ったそうです。
再び仕切り直して「行く君に宛て」、永井さんの曲「NIGHT VIEW」。

無事に演奏を終えたところで、ここボトムラインで発売される予定だったDuoアルバムの話題に
なりました。
今年二月からアルバム制作に着手し、お互いのスタイルを思いながら曲作りに励んだとか。
山石さんは「僕は永井くんの音楽が好きだから。」と言い、永井さんは「山石さんだったらこう
考えるだろうな〜って思いながら」作曲をしていたそうです。
いつでもどこでも思いやっているそうで(笑)、新幹線の中で隣り同士の席で話しをしながら手が
触れて、思わず「きゃああああ〜(*^^*)」、とラブラブなお二人の様子に、会場のみなさんも
ほほえましく見守っていました。(…と言っておきましょう。)

9月18日に発売されるDuoアルバムから、山石さん「自信ねー!」と強気な弱音(?)をこぼしながら
Stevie」。波音をバックに「砂の城」の2曲を演奏された後、山石さん退場。
そのまま永井さんのベースソロが始まりました。
永井さんはその場の雰囲気や感触で演奏されるらしく、力強くもあり、しっとりした場面もあり、
フレットレスベースの音色に客席が包まれました。これは「一見の価値アリ!」です。

永井さんのベースソロが終了し、退場する永井さんと入れ違いに山石さんが登場。
キーボードで「アルバムから呼ばないで」を聴かせてくれました。
MCでは「人妻、もしくはこれから人妻になる方!」と、結婚話をして、会場は笑いに包まれました。

話し終えた後、山石さんは椅子に腰掛けたまま、さて!という感じで軽く伸びをして「では、記念
撮影をしましょうか!」と、名古屋でのLiveでは恒例(と、言っても良いのでは?)の写真撮影が
行われました。
不思議に思うのですが、Live中の記念撮影はなぜ名古屋でしかやらないのでしょう?東京や大阪で
のLiveでも記念撮影があると、それぞれの会場で山石さんのLiveに参加される方々にも良い想い出
になると思うのですが、皆さんはどう思います?
山石さん、スタッフの方々、一度検討してくださいませ。

撮影を終えて客席からステージに戻った山石さん。
「永井くーん!」と永井さんを呼んで、9月の渋谷eggsiteと10月の大阪KNAVEで行われるLiveの
告知をし、「永井くんもいろんな所で活躍してるので、そちらもよろしく!」とここでも相手を
思いやる会話をしつつ、ピアノへ移り「History」そして「September Song」。
早いものであの出来事から一年がたとうとしています。あの出来事で人生が変わってしまった人、
あの日から時間は過ぎていっても悲しみや怒り、憎悪に捕われてしまった人達、同じ血の色をした
人々が、仲良く平和に生活して行ける日が来るのを願いながら聴きました。

そしてピアノからキーボードに移動。
夏休みの宿題の話になり、山石さん、「小さい頃から勉強好き」な子供だったとか。
「えええ〜!」というみんなの声を聞きつつも、「よく、夏休みの計画とかっていって、大きな○
を書いて、何時から何時まで勉強とか、食事とか、決めたでしょ?俺、そのとーりキッチリやって
いた」そうで、7月中に夏休みの宿題を片付けていたそうです。
親の目の前でいつも勉強していたため、一言も「勉強しなさい!」と言われたことがなかった山石
少年は、自分の部屋もキッチリと整理整頓されていて、とってもきれいだったそうです。

そんな子供時代の話しをして、「今まではクールでしっとり系の曲ばかりだったけど、ここからは
ホットホットな曲をやります!」と「海に降る雨」。
永井さんのベースの音色と山石さんのキーボードの音が心地よく、そのまま「RISK TAKER」と激し
い曲へ。
本編ラストは「Cry for the Moon」大盛り上がりの中で終了しました。

アンコ−ル、一曲目は「Visitorは御機嫌」。
場内オールスタンディングで山石さんも永井さんもすっごいノリでした。
演奏終了後、山石さん、またまたグランドピアノに移り、「ペース、永井敏己!そしてキーボード
山石敬之でした!」とメンバー紹介。
そしてステージ上から大きく右手を上げて「続けて行きまーす!すいませーん!」とPAに業務連絡。
「小出しにしても仕方ない(笑)」とアンコール2曲目「渚にて」。
「今日は本当にどうもありがとう!」と挨拶をして、お二人共ステージから去っていきました。

もっともっと二人の演奏を聴きたかったのですが、名古屋初のDuo Liveはこれで終了となりました。
今度、名古屋でLiveをする日がいつになるかわかりませんが、9月18日発売のミニアルバムを聞き
ながら、Liveに参加できる日を楽しみに待っています。


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