2003.6.30 大阪 KNAVE
Reported By 青嵐












6月30日、大阪の天気はいいものではないと天気予報は告げてました。
2ヶ月ぶり(っていうか、日数的には3ヶ月弱)のY's Factory の21回目は、大阪KNAVE!
天気予報と裏腹に気温も私の気持ちも上昇気流で、「今度のKNAVEは暴れるで〜!!」と、山石さんも予告
していたから、期待いっぱいに会場入りしました。

SEとともにステージ上にメンバーが登場する。
今日はいつもよりかなりラフな感じの衣装(上はカレンダーの○月、下は黒地に白のゼブラ模様のデニム
パンツ)で、暴れる気満々と言うところでしょうか?

1曲目の『ここに立てば星は輝く』から『Trial Run』に変わると、山石さんもすでに我慢が出来ないのか
体を揺らしながら笑顔で歌い、私と、友達も立って踊り始めました。
いつもならここでMCに入るのですが、暴れると豪語した山石さんですから、ここで流れは止めないだろうと
予想した通り、田坂氏のドラムリズムキープのままメンバー紹介が始まった。
各自自分の音をアピールする姿を、山石さんはステージに腰かけたりしながら嬉しそうに眺めていました。
最後に自分の紹介を照れくさそうにして、即興の曲を弾き終わりステージ前に移動し、ショルキーを肩から
下げると「今日はみんなと一緒にすんげぇ夜にしましょう!よろしくぅー!」と一声。

田坂氏のカウントと共に会場は総立ち状態!曲は『又、雨が降り出した』になり山石さんの頭上にあると
いわれている汗の蛇口全開で、『Visitorは御機嫌』と続くと、髪を振り乱して歌う山石さんの汗が飛び
散り、ライトでキラキラしていましたよ。
往年のネタのように最前列はビニール傘持って参加しなくては!くらいな感じです。(爆)

ここで、やっと通常のMCになったのですが、話そうとしても息があがって笑うしかない。
「汗かいてます〜!」と宣言しなくても、もうボタボタ滴り落ちてますと突っ込みたい!
いつものように天気の話から、今年の阪神の話になり、道頓堀で行方不明になっている白い御髭のお爺さんの心配をしつつ、「今日はこの大阪を、ただでさえ暑っ苦しくて湿気る湿っけてる所を俺の汗っかきでみんなの不快指数をばっと上げてしまおう!」などと会場内は笑いの中でした。

話は「俺はどうでもいいんだけど(笑)」と、本日発売の田坂氏のCDに変わり、MCを田坂氏に振りつつ、
急々と奥に引っ込んでしまっている間、言いたい放題している田坂氏。
戻ってきた山石さんをみんなが見ていたら足元にあるスピーカーに弁慶の泣き所を「ガゴンッ!」。
かなり大きくていい音と、泣きそうな表情の山石さんに心配の声をかけながら手を叩いて笑っているFAN・・・
体張った笑いでした。

痛みと気を取り直して言いたい放題の田坂氏の話を客席から聞き「田坂君のアルバムを買うと俺が握手会・・・?
なんでやねん!・・・聞いてません!・・・ここでうんって言ったらどうしていいかわからない・・・かもね〜♪」
と、親心全く無しで逃げる山石さん。(笑)
「ついでに御髭のオジさんのパワージョブのCDもありますので、こっちもよろしく!」と永井氏でも笑いを
取り初公開アルバムバージョンの『Forever』『Stevie』と続く。
随分と様変わりのForeverは個人的に好みでした。

今年も半年が終わったという事で、新たに目標を立てる事をお薦めの山石さん。
どうしたんだ?と、突っ込みたかったです。
MCは「自分は反戦歌を歌ってます!」と戦争の話になり、「遠い国の話でも、必ず何らかの形で自分の所に来る」と曲に入りました。
Peninsulaの翼』『History』『September Song
いつもこの3曲を聴きながら思うのは、戦争やテロが無かったら、山石さんも反戦歌は歌わないだろうし、
私達の耳にも当然入らないな、と。
平和だったら生まれず、知り合えずいるであろう曲、言葉にするのは難しい思いに包まれます。

曲が終わり前に出てきてスタンドマイクの前で「ここでこう言うのもいいでしょ?」とMCをする山石さん。
次のライブの告知をしながら永井氏にMCを振ると「ついでにパワージョブのCDを置いてもらっています。」
と、反撃に出る永井氏。
「今日は問題発言が多いです。後で御灸をすえましょう」と永井氏は笑っていました。
次のライブの話をしながら打ち上げが気になる永井氏。
今年に入って趣味の魚と遊んでいない米川氏に「どんなお魚さんなんだか(笑)」と呟く山石さん。
(これも問題発言か?)

そしてCDと、さっきのMCの出来が気になっている田坂氏、次のLIVE予定の話で「横浜苦手なんだよな」との発言に「横浜行くと・・・・・あっ、忘れてください、ここの話カットしてください」(問題発言、載せちゃい
ました♪)と、山石さんは客席に向かって苦笑していました。

「今日は頭空っぽなの♪」笑顔の山石さん、「今日は私とみなさんで3人の煩悩を吹き飛ばしましょう!」
と、MC中にショルキーを肩から下げ「では、みなさん御一緒に・・・御一緒に・・・」左右の御客さんに相槌を
打ちながら「行ってまいりますよ!」の言葉に「行ってらっしゃい」と御見送り?
(私は逝ってらっしゃいに聞こえた・・・すいません)
応えるように手を上げて「行ってきまぁ〜す!」(しつこい様ですが逝ってきます?かな?)
田坂氏のカウントと共に又しても総立ち状態。

Odd or Even』『Out-Going』『Last Chance』『Urban Spirits』4曲連続♪
山石さんの汗蛇口も開きっぱなしで頭振ったら前半の時のように汗キラキラ現象。
細かいと虹になるのかな?ってくらい広範囲に汗を飛ばして踊り歌いまくっていまして、久しぶりに
〈全開―動―の山石敬之〉を拝んだような気が個人的にしました。
とにかくステージからのパワーがいつも以上にあったって感じで熱いし、客も負けられないって感じが
一体感に思えました。

《アンコール1》
「ちわっ♪」と、ステージに戻ってきた山石さんの衣装はゼブラの柄のロングジャケット(?)に中は黒の
シャツで蛍光オレンジ色の龍が描かれており、下はジッパーやベルト調の装飾が付いたパンツで、個人的に「すっきー!」なタイプでした。

改めてメンバー紹介・・・・しようとしたら呼ばれていないのに田坂氏登場。
白衣を着て衣装コントをしたが、CD宣伝しようと落ち無しだったため受けず!
田坂氏は「先生というより教授に見えるかな」と、思っていたらしいが、客席に問い掛けたがパンっと、
一人だけ手を叩いただけで、誰も思わなかった事に肩を落とす姿に大受けでした。
「初めて(?)コントしたのに受けなかった!」と山石さんもガックリ?

永井氏、米川氏もステージに戻ってきました。
「楽しい!楽しいね!」と、久しぶりのLIVEで、相当ウズウズしていたのでしょうか。
満面の笑顔で話をする山石さん。
「まだまだ行きます!」と、ハンドマイクで『無邪気な関係』。
多分ショルキーを使う予定だったのか、弾く場面で気が付き、ハンドマイクを手にスピーカーとのハウリング
を起こしながらもキーボードブースに戻りながら弾き、急いでステージ前に戻ってくる山石さんは、なかなか
可愛かったです♪
曲が終わる前にジャケットを脱ぎ、二の腕全開にしてショルキーを肩にかけながら『Artists』に入ると、
今日のステージ上で4人の音がぶつかる感じが一番した気がしたくらい、かっこいい!
涙出るくらい格好良かった1曲でした。

 《アンコール2》
「こんな感じで前半戦は終わった訳ですけれど、後半戦はもっとLIVEを重ねて年末まで走って行きたいと
思っています!みなさんも日々のいろんな事はあるとは思いますが、是非とも私の名前を見かけたらですが、人は汗をかくとはどういう事なのか、人が真面目になったりふざけたりするとは何なの?って事を考えながらLIVEに足を運んで頂きたいなと思っています。今日は本当にありがとうございました。」
みなさんに選ばれるアーティストとして頑張って曲を作ってアルバムを出したい、音楽は楽しいと語りながら「この大阪の夜に・・・・」と『処女航海』を熱唱。
そして熱い大阪の夜は終わりました。

「一滴も残ってない」というほどのLIVEに参加して、私自身も感無量。
参加できなかった人に上手く伝えられないかもしれませんが、正直言って私は、Y'sになってから今日が一番<動>の山石敬之を感じた気がしました。
まさに「動の山石敬之ここにあり!」というくらいです。
やはり、この瞬間を味わう事が楽しくて、また来ようという気持ちにもさせてくれたりします。
いい意味で「今回はこんな感じかな?」なんていう期待も見事裏切ってくれた山石さんに感謝し、私のつた
ないLIVEレポートを終わります。
失礼しました。

青嵐


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