1997年7月13日(日) 渋谷Egg-man
1996⇒1997 UNISON
Reported By Sashimi


登場したとたんショルキーを抱えてスタンドマイクで歌う山石さん…もしかして、今日は凄いことになる!?っていうくらいの“やる気”が伺えました。客席もいきなり立ち上がり、ノリのいい曲3曲やって、挨拶を一言「人間はどこまで汗をかけるのか(笑)今日は限界を見て。最後まで楽しんで行って下さい!」

座る間も無く♪Silent People ベースのリズムとジャズっほいピアノがカッコイイ。

「見た目よりは涼し目」という山石さんの衣装は黒ずくめロングコート付き。夏にこんな衣装着ちゃって…どう見ても暑そうだったけど。湿気のせい?いや大汗かいてる山石さんの髪の毛は爆発状態(笑)「夏は暑くて嫌だねぇ。大汗かいちゃうし、鍵盤がもう…すごいんですよこの上が(客席大爆笑)湖の中で弾いてるような」とタオルで鍵盤を拭く山石さん。

「さわやかな夏に皆さんをお連れしたい」と言って ♪素敵なセンチメンタルジャーニー。この間のアコースティックの時とは雰囲気がまた違って、なんかイイカンジ。夏の定番曲 ♪Twist Cap 開ければ で楽しくなったあとには、相変わらず何を言ってるのかよくわからない(笑)ギターのMacさんとコーラスのKikoちゃんのほのぼのとしたMC。

そのあと山石さんが話を引き継いで、「夏と言えば過ちが付き物。痛手を被って頂かないと僕等の歌が身に染みてこないじゃない。夏に痛手を被って、秋に僕等が傷口に塩を優しく擦り込んであげるから」に客席は大騒ぎ。「どうしようかなと思うようなことはやっちゃう。でないと過ちはおきないから」って、確かに、タブロウの歌は心にグサグサくるのが多いからね…。

「今日初めてタブロウを見た人、こう覚えて。大量に汗をかきながらシビアな歌を歌うと。夏を感じたあとは心を冬に、寒々とした曲を」と言って、♪愛されたい ♪MIND AT HOMELESS は思いきりシビアな曲でした。

コートを脱ぎながら「前の人、気をつけて下さいね。(汗が)ビュンビュンいきますから(客席、笑)傘さすとガザばっていけないから、あきらめて」と、ここからはもういくぞぉ〜!ってかんじで、凄かったとしか言いようがない。山石暴れる!!(笑)キーボードが壊れるんじゃないかと思うほど、叩くように強く弾いてたかと思えば、ショルキーで前へ出てきて思いっきり歌い、そしてハンドマイクになったらもうところ狭しと動きまわり、とにかくパワフル! 当然のことながら汗は飛び散りまくっておりました。めちゃくちゃ激しかった! もちろん客席も大盛り上がり。

「またここにいる皆さんと秋にどこかで、もちろんクリスマスは一緒だよ!(客席、笑)またぜひお会いしましょう。感謝を込めてこの曲を」と言って ♪夢が目を醒ますまで で本編終了。

盛り上がった勢いのままアンコールへ突入。

黒のシースルーっぽいブラウス(背中いっぱいに犬の顔=カワイイ)という衣装で出てきた山石さんを見て客席は大騒ぎ(笑)。メンバー紹介をしている途中で、いきなりベンチャーズの ♪パイプライン を弾き出しちゃったMacさん、道祖尾さん、圭治郎くん。ついこの間聞いたような…これって、アルフィーと同じパターン!?(笑)

♪Trial Run で盛り上がり ♪無邪気な関係 をまたしてもハンドマイクで歌う山石さんはパワー全開!! 振り付けもバッチリ!?(笑)で、嬉しそうに歌う笑顔がなんともいえなくよかったです。いや〜凄かった〜!

2回目のアンコールは、「自分自身と皆さんのために」と ♪ここに立てば星は輝く を歌い上げた。(山石さんの衣装は“A”の春ツアー中に着ていた白のピラピラしたブラウス&ベスト)

客席からのアンコールの拍手は鳴り止まず、3回目。さっきのベストを脱いだ状態で登場の山石さん、ブラウスが透けてて胸が見える…

山石「今年の夏のテーマはスケスケ!」(客席大騒ぎ)一瞬、客席の目が、ブラウスが透けて見えてる山石さんに集中。「言うんじゃかった。すっげぇ恥ずかしい!」って、隠そうとしてる山石さんカワイイ! でももう遅いよ。(笑)

「久々にすっげぇ楽しいライブが出来たような気がします。俺一人楽しんでた?皆さんも楽しかったでしょ?」と嬉しそうな山石さん。ラスト曲 ♪Visitorは御機嫌 でまた大いに盛り上がり、ライブは終了しました。

5ヶ月ぶりのタブロウのライブ、こんなに盛り上がったのは久々ではないでしょうか。2月の大阪の時は、山石さん病み上がり(風邪)だったせいか、ちょっと暗かったんですよ。2年前に初めてタブロウのライブを見た時の衝撃がよみがえりました。

この前(6/18)から、妙に声が明るくてハイテンションの山石さん、どうやら壊れちゃったらしい(笑)。めちゃくちゃ元気で、パワーが漲ってましたね。ハンドマイクで歌い倒したってかんじでしたが、力いっぱい歌う姿に圧倒されてしまった。

やっぱり、山石さんって凄い人だ! とっても楽しくて激しいライブでした。


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