1998年4月21日(火) 渋谷Egg-man
Super RISKY Gig
Reported By Sashimi


今回のライブは基本的にはフュージョンのセッションということで、Athink(長谷川さん、永井さん、Key.石黒彰さんが一昨年結成したバンド)の曲が多く演奏されました。大橋さんは長谷川さんとのセッションは初めて、山石さんもこういうフュージョンのセッションは初めてとのことでした。

オープニングはまず3人でのインスト。2曲終えてご挨拶の長谷川さんのMC。が、挨拶どころか、教則ビデオ撮影時の永井さんのハプニングから大橋さんの紹介、季節ネタの桜前線の話(笑)、山石さんの紹介!?まで、とにかくしゃべりまくる長谷川さん

長谷川「今日は頭がウニです。最近いろんなことやってるから、切り替えが上手くいかなくて。大橋さんは初めてですね」
永井「(大橋さんに向かって)どうしたのスーツなんか着て。おまけにまで生やして」
大橋「若く見られるんでハクつけてでもはやしてみようかと。でも本数少ないからかっこ悪い」
長谷川「俺と一緒(客席、笑)永井さんみたいなの羨ましいっすよ。どうしたらそういうふうになるの」
永井「ほっときゃ出てくるんだよ。朝になれば ばーんって出てくる」(客席、笑)
長谷川「俺ほっといたらチャイニーズになっちゃう(客席大爆笑)情けない。シェーバー18、9の頃に2,000円で買ったのまだ使ってるんですから、どれだけ剃ってないかって。桜井さんとか山石さんがこういう顔して(髭を剃る手付き&顔(客席大爆笑))やってるのけっこう羨ましいなぁって」

長谷川「後ろでドキドキしてる人いますけど…トリオでやる曲減らしたんです。せっかくいるんだからもったいない、どんどんやって頂こうと。先短いんだから」(客席大爆笑)
永井「そういうこと言うんじゃないよ…この人ひどいこと言うんですよ」
長谷川「早目に出来るうちに…冗談ですよ。僕と山石さんの仲だから言えるんです。浩二・ワニの間柄ですから」(客席大爆笑)
永井「(家に)電話かかってきて、『キーボード山石さんにお願いしようと思うんですけど、ワニ皮ですけどいいですか?』なんて失礼なことを」(客席大爆笑)
長谷川「噛み付きゃしませんとか(客席大爆笑)僕だから言えるんですよ」

凄い(笑)話の展開にとにかく客席はやたら大ウケ。MCだけで15分くらいはあったような…。

難しいインストを2曲終えて、山石さん登場…と思ったら、長谷川さんが紹介をやたらと引っ張るものだから、待機していた山石さんは後ろでドタバタ(笑)やっと登場した山石さんの第一声は「早く呼べよ! 」(客席大爆笑)でした。

♪行く君に宛て / スクランブル(84年)
>私は初めて聞きました。とっても山石さんらしい曲だなぁなんて思いつつ、やっぱり山石さんの声は良いなぁ〜と聞き入っておりました。

その後のバラード調のインスト ♪OUT OF MIND は、哀愁を漂わせるギターとピアノがとっても素敵でした。
MCに入ると長谷川さんが「まかせたよー」と一言。

山石「俺、畑が違うからなぁ…永井さんの曲ってなるべく難しくしようとしてるでしょ」
永井「そんなことない」
山石「こんなことできたら凄いんじゃないか、みたいなの作ってる。それを弾かされるんだから、呼ばないで俺のこと」(客席、笑)
長谷川「やるって言ったじゃん」
山石言っちゃったんだ(客席、笑)言った手前後に退けなくて…」

山石「長谷川って(呼び方が)いつまでも『長谷川くん』だね。みんな今日から『長谷ちゃん』にしよう」
(客席から「長谷ちゃん!」のコール)
長谷川「ばっかやろ〜」
山石「親しみが込もるから『長谷川くん』なんだろうね」
長谷川「でも俺、第一印象悪いらしい」
山石俺、負けない」(客席大爆笑)
長谷川負けた(笑)まかせる」
山石「会った時感じ悪かったらごめんね。ステージ上はいいんだけど、降りると感じ悪いって言われるんだ。そんなことないんだけど…」

いろんな話をしつつもなんかどこかおかしい!?山石さん、いつもの様な軽快な!?MCにならず「今日ダメ。大不調」ですって。

♪Slow Night Play / スクランブル(88年)
>アレンジが凄くかっこいいんです! 歌の方も山石さんのパワーが感じられて、とっても嬉しかったですね。

永井さんの曲♪ウィンディーネ では、譜面を見ながら必至に弾いていた!?山石さん、頑張ってましたよー! めったに聴けない山石さんのシンセソロ、かっこよかったし、とっても新鮮でした。
大橋さんの曲♪ボディコン・シャッフル は軽快なリズムで進み、長谷川さんのドラムソロが始まったところで他の3人は一時退場……数分して戻って来た3人が見守る中、ドラムソロはまだまだ続く…

延々10分以上はあったドラムソロに引き続きエンディングへ…もの凄く長い曲になってましたね(笑)

長谷川さんず〜っと叩きっぱなしって、凄い体力!なんて変なところに感心してしまったり…(ドラムって手足全部使っているから全身運動状態ですよね)もの凄い迫力、素晴らしかったです!

♪Night View という永井さんが作ったバラード調の曲は、なんともいえないムードがよかったです。
長谷川さんが「次の曲はスクランブルとかタブロウ・ヴィヴァン系でしょう」と言うと、山石さん「はじけちゃおうかな」なんて言ってノッてきちゃって、暴れ出してましたね(笑) けっこう楽しそうに演奏していたし、アンコールまで大盛況のライブでした。

山石さんが弾くフュージョン……なんかちょっと心配!?だったんですが(失礼なことを言って申し訳ありません)、ぜんぜん大丈夫! しっかり弾いていたし、バッチリきまってました。流石プロですね。

2時間40分に及ぶライブ、やっぱりしゃべりが長いせい?(笑) とっても楽しかったし、音のバトルを堪能しました。ライブハウスっていいですね! ホールでは味わえない、親近感がなんともいえなく良いのです。 セッションライブまたやって欲しいものです。 山石さんにもまた頑張って頂きましょう! (笑) ねっ


Top Back