1998年9月10日(木) 渋谷Egg-man
Super RISKY Gig
Reported By Sashimi


4月に行われたライブの第2弾!ということだけれど、今回はフュージョンと山石さんの歌が半分ずつという内容でした。
まず、みなさんの衣装について。長谷川さんはジーパンだし、永井さんも和田さんもTシャツというとってもラフな服装なのに、山石さんだけ赤と白の薔薇模様のハイネックシャツに黒のロングジャケット、下は皮のパンツともの凄い衣装(笑)でした。

オープニングは山石さんの歌♪行く君に宛て インストの♪トワイライト・スリープ のあとご挨拶(!?)

永井「(山石さんに向かって)前回は先生ゲストでしたけどね。今日はマジシャンの様な(笑)」(客席、笑)
山石「そんなに(衣装の)力が抜けているとは思わなかった。俺は力み過ぎだって?」
永井「何ですかその眼鏡」(客席、笑)
山石「前回の時のビデオ見たら目が悪いもんで譜面の見方が凄いの、人相悪くて(客席大爆笑)これだと良く見える。とっとと眼鏡しときゃよかった」

そう、新調したらしい眼鏡は流行!?の中田英寿風のもので、似合っているというのか怖いというのか(笑)。
でも眼鏡かけているのは譜面を見て弾く時だけで、歌う時は必ず外すんですよね。

長谷川さんのテーマ曲という♪Scent Of Nova とアレンジが凄くカッコイイ♪Slow Night Play を終えると、「みんな大変なことなのわかってる?和田さんって凄いんだよ。俺が高校生の頃から凄いギタリストがいるって言われてて、それからずっとフュージョンのギタリストとして第一線で活躍してるんですから。こうやって一緒に演奏する日がくるなんて考えもしなかった。今日は眠れません」なんて言ってる山石さん。

その後は長谷川さんが入院した際の貴重な(!?)お話。

長谷川「看護婦さんとなんかあるかな〜と思ったけど、実際には何もないもんだね」(客席、笑)
山石「かっこいいよね。お見舞いに行ったら『胸が…』とか言ってて。入院した上にオペもやってるんだぜ(客席、笑)羨ましくて。でも大変だよね」
長谷川「すっごい大変」
山石「肺なくなっちゃったんだから」(客席、笑)
長谷川「なくなってないよ」(客席、笑)
山石肺気胸っていうんでしょ。長谷川が生還してきましたけど、退院した翌日リハで」(客席、笑)
長谷川「医者はだめだって言ったんだけど、帰らせてくれ〜って」
山石「悲しい商売だね…」
長谷川「呼吸器外科ってジジイとババアしかいないからつまんなくてさ(客席、笑)でもうちらの部屋はなんかいいかんじでしたよ」

和田さんが環境音楽だと言い張っているという曲♪KARMA は、ピアノの演奏がとっても素敵で、ギターを弾きまくっていた和田さんは流石!ってかんじでした。

ここで夏(イベント)の話になって、

山石「僕等は花火の下にいることが多いでしょ」
長谷川「熱さを感じますよね」
山石「毎回舞台監督が『今度は大丈夫です』って言うんだけど、火の粉来なかったためしがないよね」
長谷川「ほんとひどいんだから。頭に降ってくるんだから。冗談じゃなくなるぜ」
山石「だから今年は帽子被ったんだも〜ん(客席、笑)ひどいの火の粉。ほんと熱いんだから」
長谷川「横浜の時かな。ぐるぐる回る花火あるじゃん。あれ回らなくて俺を直撃だぜ(客席大爆笑)絶対ハゲたと思ったよ」(客席大爆笑)
山石「やってる方は大変なんだよね」
おもしろい(^o^)なんて言ったら悪いけど、とっても楽しいお話でした。
 
♪MIND AT HOMELESS <個人的にはあまり好きではないんだけど…タブロウのライブの時には、ラストでいつもアカペラ4声コーラスだったから、コーラスなしというのがなんとも寂しく感じました。
♪化身 <歌詞はキビシイけれど、ハード系のこの曲。山石さん暴れ出しました!(笑) 立ち上がって一緒に暴れたかったのをちょっと我慢してしまいましたよ。

♪ダークホース・イン・マイ・アイズ は、和田さんのギターと山石さんのKeyでの掛け合いがめちゃくちゃかっこよかった! 二人共どうしたらあんなに指が動くのだろうと思うほどのもの凄い弾きっぷり。和田さんも山石さんもとっても楽しそうに弾いていたし、とにかく本当に上手い! 凄い! 場内から拍手喝采!

一息ついて、なにげなくジャケットを脱いだ山石さんを見て場内ザワザワ。赤と白の薔薇模様のハイネックシャツはもちろん凄い(笑)のだけれど、半袖だったから白い腕がもろ見え…。
久しぶりに聞いた♪又、雨が降り出した は、タブロウでやっていた時よりも音がハードというかヘビーで、妙に迫力がありました。

アンコールのメンバー紹介の時には「ギター和田アキラ! 紹介できてすっごい光栄。嬉しい〜」と本当に嬉しそうな山石さん。
ラストナンバー♪Visitorは御機嫌 では客席が立ち上がり、タブロウのライブの時の様なノリノリ状態になって楽しかったです! 山石サイドにいた半分弱くらいの人数だけが立ち上がっていた、というちょっと不思議な光景でしたけどね。

タブロウ・ヴィヴァンとは一味違った音のバトルの中で力いっぱい歌っていた山石さん。タブロウ・ヴィヴァンがなくなってしまった今となっては、その健在ぶりがなんだかとても嬉しかったです。(今頃になってタブロウの解散が身に染みるというか…残念でなりません。)
やっぱり歌っている時の山石さんはとっても嬉しそうだし、あの笑顔がなんとも言えなくいいですね。
山石さんのKeyはもちろん、和田さんも永井さんも長谷川さんも、それぞれとぉってもカッコイイ音を聞かせてくれました。
第3弾、第4弾と Super RISKY Gig が続いていくことを期待しています。


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